報告書の作成機能開発・リリースのお知らせ

Manageboard2.0に報告書の作成機能が追加されました

会計事務所が実施しているクライアントへの毎月の業績報告において、提出する成果物に含まれる財務諸表やレポート、その中身を構成する表やグラフはおおよそ毎月決まったものになっています。しかし、エクセルやスプレッドシートを用いてそれぞれの表・グラフを作成・更新する作業には多くの時間がかかるほか、担当者の会計・ITリテラシーによって成果物の品質にバラつきが出るため、クライアントによっては満足度が低下してしまうという課題を多くの会計事務所が抱えています。
その課題を解決するため、Manageboard2.0では設定が不要で簡単に利用可能な標準レポートに加えて、クライアントの業種や業態、事業構造や組織体系に基づいた分析を可能にするために詳細な設定ができるカスタムレポート、さらにはそれらをPDF出力する機能を提供してきました。
その一方で、一つずつレポートの表示条件を更新してPDF出力していく作業は、単純作業でありながら更新漏れや出力漏れなどの人為的なミスも起きやすく、会計事務所のスタッフにとって毎月の作業が十分に効率化されていない状況となっていました。

 

そこで、ナレッジラボはManageboard2.0に報告書の作成機能を開発・リリースしました。

 

本機能のリリースにより、クライアントごとにあらかじめ設定された複数の標準レポートやカスタムレポートを、数クリックの操作で毎月の成果物としてまとめたPDFとして出力できるようになります。

機能の概要

●報告書の登録
  ○複数のレポートを1ファイルのPDFとしてまとめて出力
  ○標準レポートとカスタムレポートの中から複数選択可能
  ○レポートの順序は任意に並び替え可能
●報告書の設定
  ○各レポートの表示条件(計画バージョンや会計期間など)を確認
  ○各レポートの表示条件は初期条件に依存
●報告書の作成・ダウンロード
  ○非同期処理で作成された報告書を履歴画面からダウンロード

Manageboard2.0の標準レポートにグラフが追加されました

会計事務所はクライアント先に毎月の業績報告を実施していますが、その際には毎月決まった様式のレポートなどの成果物(以下、成果物)を提出しています。多くの会計事務所では、この成果物の作成に時間がかかるほか、担当者の会計・ITリテラシーによって成果物の品質にバラつきが出るという課題を抱えています。
Manageboard2.0では、従来より以下3種類の標準レポートを提供してきており、会計データを取り込むだけで簡単に毎月の業績報告に利用できるレポートを出力できるようにすることで、前述の課題を解決してきました。

・業績見通し
・業績分析表
・キャッシュフロー計算書

その一方で、いずれも数字が並んだ表を表示しているだけにとどまっており、会計リテラシーの高くない経営者や、忙しくて要点を早く知りたい経営者にとっては、成果物としての視認性が低いレポートになっていました。

 

そこで、ナレッジラボはManageboard2.0の標準レポートにグラフを追加開発・リリースしました。

 

本機能のリリースにより、表とグラフが表示された標準レポートを全てのクライアント先で利用できるようになり、会計データをインポートするだけで視認性の高い成果物を作成できるようになります。

機能の概要

● 標準レポート「業績見通し」
  ○ 「着地見込」と「実績最終月」それぞれのグラフとスコア表示
  ○ PDF出力へのグラフ表示
● 標準レポート「業績分析表」
  ○ 「対象月」と「累計」それぞれのグラフとスコア表示
  ○ PDF出力へのグラフ表示
● 標準レポート「キャッシュフロー計算書」
  ○ 「決算月累計」と「実績最終月」それぞれのグラフとスコア表示
  ○ PDF出力へのグラフ表示

Manageboard2.0に勘定科目権限がリリースされました

中小企業が継続的に成長していくため、そして立案した予算の実現可能性を高めるためには、ビジネスに携わっているメンバーの予算管理への参加が欠かせません。しかし、中小企業が扱う数字には、役員報酬や給与・交際費など、従業員に見せることができない勘定科目の数字が存在します。そのため、エクセルやスプレッドシートで予算管理をしている企業は、ファイルごとに扱う情報を分けて、個々のファイルを特定のメンバーに配布・共有しています。
Manageboard2.0では、実行可能な操作を制御する操作権限や、閲覧可能な部門や補助科目を制御するタグ権限によって、プロダクト内の権限制御を行ってきました。その一方で、勘定科目を特定のメンバーに見せる・見せないの制御ができなかったため、Manageboard2.0に社内メンバーを招待することができないという課題がありました。

 

そこで、ナレッジラボはManageboard2.0に勘定科目権限を開発・リリースしました。

 

本機能のリリースにより、特定の損益計算書・貸借対照表の勘定科目を特定のメンバーが見れないように制限する、キャッシュフロー計算書の利用を制限する、といった制御ができるようになります。

機能の概要

  • 勘定科目権限に名前を付けて複数登録できる。
  • 勘定科目権限ごとに損益計算書・貸借対照表の勘定科目を個別に制御できる。
  • 勘定科目権限ごとにキャッシュフロー計算書へのアクセスを制御できる。
  • 制限された勘定科目は月次計画・詳細計画・レポートにて選択不可となり、制限された勘定科目が一つも表示されている詳細計画・レポートにはアクセス不可となる。

Manageboard2.0にカスタムレポート管理機能がリリースされました

中小企業の経営者が日々変化する外部環境や事業の進捗状況に合わせてタイムリーで的確な意思決定を行うためには、事業を実際に動かしている事業部メンバーからマネージャー・ミドルマネジメント・経営層へのレポートラインが必要になってきます。
そのためManageboard2.0では、多様で複雑な分析のできるカスタムレポート機能を提供してきました。
経営に係る情報は、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書といった財務データの他に事業部で扱っている事業データも存在し、社内の関係者がそれぞれの立場で必要とする情報は多岐にわたります。そのために多数のレポートを扱うことになりますが、従来のManageboard2.0ではレポートの特徴に応じて管理しづらいという課題がありました。

 

そこで、ナレッジラボはManageboard2.0にカスタムレポート管理機能を開発・リリースしました。

 

本機能のリリースにより、カスタムレポートのフォルダ管理、並び替えが可能になりました。
複数のレポートを特徴に応じてフォルダ分けしたり、重要度や閲覧頻度の高いもの順に並び替えることで、目的のレポートに素早くアクセスできるようになります。

機能の概要

  • カスタムレポート一覧画面でフォルダを登録できる。
  • フォルダ内にカスタムレポートやフォルダを格納することができる。
  • フォルダ、カスタムレポートをそれぞれ並び替えることができる。
  • フォルダのopen/closeを切り替えることができる。

Manageboard2.0に会計ソフトデータの汎用インポート機能がリリースされました

予算管理をしている企業の経営者は、予算を達成して企業を成長させるため、そして外部環境の変化に素早く対応してアクションを取るために、予算と実績のタイムリーな比較・分析を非常に重視しています。
しかし、エクセルやスプレッドシートで予算管理している企業の多くでは、毎月の実績を会計ソフトからエクスポートして予算と比較・分析できる状態にするために作業コストが大きく、実績の更新作業がタイムリーな予実分析をするためのボトルネックになっています。

 

そのため、ナレッジラボはManageboard2.0に会計ソフトデータの汎用インポート機能を開発・リリースしました。

 

Manageboard2.0では会計ソフトから勘定科目や部門・補助科目・取引先・品目などのマスタ情報および仕訳を取り込んで、財務会計のマスタ情報を用いた予算作成や実績との予実分析を行うことができますが、本機能のリリースにより、従来では取り込めなかった会計ソフトでも同様に会計データを取り込めるようになります。
それによって、P/L・B/S・C/Fの財務3表連動モデルを素早く構築し、予算の作成・シミュレート、およびタイムリーな予実分析が可能になります。

機能の概要

  • 勘定科目csvで任意の列を指定して勘定科目を取り込める。
  • 仕訳csvで任意の列を指定して、部門・補助科目・取引先・品目などのマスタ情報を取り込める。
  • 仕訳csvで任意の列を指定して、仕訳を取り込める。
  • その結果、P/L・B/S・C/Fの財務3表連動モデルを素早く構築し、予算の作成・シミュレート、およびタイムリーな予実分析が可能になる。

Manageboard2.0に着地予測レポート機能がリリースされました

予算管理をしている経営者にとって、「今期の予算をいかに達成するか」は大きな関心ごとです。

 

予算管理をしている企業では、週次などの頻度で各事業部のKPI実績や今期の着地予測を更新し、予算達成に向けたアクションプランを検討しています。

 

しかし、実績や着地予測の更新においては、管理部門と各事業部とのコミュニケーションが必要となって多くのコミュニケーションコストがかかるほか、最新の実績に基づいた着地予測をExcelやスプレッドシートで作って予算予測分析するコストが大きく、多くの中小企業で課題となっています。

 

さらに、昨今の経営環境の変化は激しく、数ヶ月前に立てた計画通りに事業が進捗しない事態は頻繁に発生しており、よりタイムリーで正確な経営状況の把握と、最新の経営状況に基づいた見通しの可視化が必要になっています。

 

そのため、ナレッジラボはManageboard2.0に着地予測レポート機能を開発・リリースしました。

 

Manageboard2.0では会計ソフトから仕訳を取り込んで財務会計の実績との予実分析を行うことができますが、本機能のリリースにより、直近の実績に基づいた今期の着地予測を当初予算と比較・分析することが可能になります。

 

さらに、成り行きの着地予測と当初予算の差額や比率が明確にレポート上に表示されることで、意思決定に関わるメンバーが定量的な情報と共通認識に基づいた議論を行い、当初予算の達成に向けたアクションプランの見直しや予算の見直しなどの意思決定を迅速に行うことができるようになります。

機能の概要

  • 月次の比較表で、実績と計画バージョンを組み合わせて着地予測を表示できる
  • 予算と着地予測の差額や比率を自動計算して表示できる
  • 毎月や年間合計の予算予測分析ができる