sio Creative株式会社
2018年にオープンしたイノベーティブレストラン「sio YOYOGI UEHARA(シオヨヨギウエハラ)」をはじめ、日本各地に様々なコンセプトのレストランを展開されているsio Creative株式会社様。
以前は、Googleスプレッドシートを用いて予実管理をされていました。その際、以下のような課題を抱えられていたとのことです。
・店舗別の実績更新において、作業ストレスが大きい上に、勘定科目単位での正確な更新ができていなかった。
・予算と実績を別のシートで管理しているため予実差異の確認ができておらず、予算の活用ができていなかった。
Manageboardを導入してから、以下の改善を伺うことができました。
・更新の作業ストレスなく、正確かつタイムリーに予実の状況を確認できるようになった。
・予実の状況を元に、店舗責任者と課題や改善点の検討ができるようになった。
・飲食店の経営において重要なFL比率の把握がスムーズにでき、導入後半年で2%ほどの改善ができた。
詳しいお話を同社のご担当者様に伺いました。

作業ストレスが大きく、経営に活かせない予実管理
―貴社の事業について教えてください。
弊社は、「おいしい」を通じて、その先にある「感動体験」を届けることをモットーに、2018年にオープンした代々木上原のイノベーティブレストラン「sio YOYOGI UEHARA(シオヨヨギウエハラ)」をはじめ、様々なコンセプトのレストランを経営しております。毎年1店舗ずつくらいのペースで新店舗のオープンをしており、現在は合計10店舗の経営をしております。

―Manageboard導入前の予実管理方法について教えてください。
Manageboard導入以前は、Googleスプレッドシートを用いて予実管理を行っていました。
具体的には、マネーフォワード クラウド会計から10店舗分の実績データをCSV出力し、店舗別のタブに貼り付ける運用をしていました。毎月データを更新していましたが、科目名に揺れがあったり、仕訳に店舗情報を付与できていないこともあったりで、正確な更新が難しい状況でした。
そのため、毎月この更新作業をすることがとてもストレスになっており、更新が完了するのは翌月の半ば〜下旬頃になっていました。
また、実績と予算は全く別のシートで管理をしていたため、予算と実績の乖離をタイムリーに把握して、それを経営判断に活かすといった管理体制にはなっていませんでした。あくまでも、翌月の売上見込みを立てるために実績を確認しているだけになっており、本来目指すべき予実管理ができていないと感じていたのが本音です。
予算作成においては、期初に各店舗の年間予算を、前期の実績データを基に予測して設定していました。しかし、先述のとおり予実の突合や比較ができていないため、予算は作りっぱなしになっており、あまり活用ができていない状況でした。
非効率さを排除した、店舗別収支管理とコストコントロールを目指して
―Manageboard導入のきっかけはなんですか?
店舗ごとの収支をきちんと管理し、正しいコスト管理ができる体制を整えたかったことが、Manageboard導入のきっかけです。システムの選定にあたって特に重視していたのは、手作業による非効率さや属人性を解消することでした。
システムの選定にあたっては、Manageboard以外の予実管理システムや他の方法も検討しました。Manageboardより導入コストを抑えられるシステムもあったのですが、操作面で使いづらそうであったり、画面内の情報量が多かったりと、今後各店舗責任者を巻き込んだ運用を考えた時に、普及に課題が出そうだと感じました。
その点、Manageboardについては、マネーフォワード クラウド会計との連携性がよく、さらに洗練された画面表示で、ユーザーが数字に集中できる環境を提供してくれそうだと感じました。権限設定も柔軟にできるという点でも、当初から各店舗責任者に展開する予定であった弊社の要件とフィットしていました。

予算を軸にした統制やディスカッションができる体制へ
―Manageboardの活用状況について教えてください。
経理や経営企画の担当者2名のほかに、各店舗責任者12名を閲覧権限で招待をして運用しています。
細かい権限設定については、導入当初は自店舗のみの数値の開示に限定した設定をしていました。もともと数値を見る文化がない店舗責任者に、最初からすべてを開示すると、どの数値を追えばいいのか分からなくなりそうだと思い、自店舗の数字に集中できるよう工夫をしました。今では全員がManageboard上で数値を見ることに慣れてきたため、自店舗以外の数値も見られるように権限を広げています。
上記の工夫の甲斐もあってか、店舗責任者へも順調にManageboardの展開ができ、最初から使い方に関する質問はほとんどなく、「このコストはどのように捉え、対策していけばよいか?」や「なぜここにこの実績数値がついているのか?」といった数値にフォーカスした質問が多かったです。店舗ごとでの正確な収支が出せるようになったことも、店舗責任者に開いた予実管理を行うことによる副次的なメリットだと考えています。
―Manageboardの導入によって実感している効果について教えてください。
一番効果として感じていることは、予算を元に各店舗への統制が取れるようになったことです。
以前は作成した予算を活かすことがあまりできていなかったため、各店舗に対して「予算をしっかり追っていこう」と言いづらい状況でした。Manageboardを導入して、予算策定時から店舗を巻き込み、過去実績を踏まえた売上やFLコストの予算を店舗責任者から提出してもらうようにしたことで、予算を自ら追う意識を高めることができました。また、各店舗責任者も含めて予実の状況を月次単位で追う習慣もできたため、予算をベースとしたディスカッションができるようになっています。
また、上記の体制を工数負担をかけることなく実現できているところが、Manageboardのありがたいところです。
毎月の実績更新は、マネーフォワード クラウド会計とのAPI連携で、ボタンを押すだけで完了するようになりました。
これまで手作業で起きていた膨大な作業時間や、科目名の表記揺れによって突合がうまくいかないといったストレスが解消されました。また、必要に応じて、作業をほかのスタッフに任せられるようになったため、作業の属人性の課題もクリアできています。
予算に関しては、以前と同様に前期実績をベースに策定をしているのですが、Manageboardのアシスト機能を使えば、前年実績で据え置いたり、通期の目標数値を前年の季節性を加味して月次に按分したりといったシミュレーションが簡単にできるため非常に便利です。

※図表は、弊社デモ環境での再現イメージで、sio Creative株式会社様の実際の環境とは異なります。
タイムリーな経営分析と改善案の検討で、FL比率の改善に成功!
―Manageboardのレポートをどのように活用されていますか?
レポートは、基本店舗別の形式で、大きく4種類作成し、活用しています。
①役員向けの主要な科目に表示を絞ったサマリレポート
②本部向けの当期純利益までの詳細なレポート
③店舗責任者向けの営業利益までの詳細なレポート
④店舗で管理している仕入原価の速報値を表示したレポート
すべてのレポートにおいて、飲食店の経営において特に注視すべきFL比率(原価と人件費の比率)を把握できるようにカスタマイズをしています。

※図表は、弊社デモ環境での再現イメージで、sio Creative株式会社様の実際の環境とは異なります。
④の店舗で管理している仕入原価の速報値については、Manageboardの非財務の項目を管理できる機能にて、数値更新や管理をしています。そうすることで、会計データが締まるのを待つことなく、タイムリーにFLコストを把握でき、迅速な経営状況の把握に役立っています。
これらのレポートや運用体制によって、経営にいい影響が出てきていると感じています。Manageboard導入後、今の運用ができるようになってまだ半年ほどですが、FL比率を2%ほど下げることができています。
店舗責任者と予実を元に、どこに課題や改善点があるかを話せるようになったこと、店舗責任者自身が予算数値に対して責任をもって運営をするという意識をもってくれるようになったことによる効果だと感じています。
今の予実管理体制を構築できたのは、専任担当の方のフォローのおかげによるところも大きいと感じています。導入期以降の活用期も専任でついてくれて、ただ機能や使い方を教えてくれるだけではなく、状況や理想にあった設定や運用の的確なアドバイスをくれるため、とても心強かったです。
会社概要
sio Creative株式会社
イノベーティブレストラン「sio YOYOGI UEHARA(シオヨヨギウエハラ)」をはじめ、ファミレスまでさまざまなジャンルのレストランを展開。
https://sio.tokyo/
※上記インタビュー内容は2025年5月13日時点の情報です。