Manageboardの活用により「数字の民主化」を実現。

Manageboardの活用により「数字の民主化」を実現。

2024/02/06

GKB株式会社  門倉様

静岡県を中心にレストラン/カフェ経営・クラフトビールの製造販売などに幅広く展開する、GKB株式会社様。店舗ごとに予算を作成するにあたり、実際の現場の状況に即した予算が組めていないことを課題に感じていました。

Manageboard導入により、スタッフのKPIや予算数値への意識が大幅に向上しました。その結果、現場の意見を取り入れたリアルな予算管理を実現できたとのことです。

詳しいお話を、同社の門倉様に伺いました。

現場の実態に即した予算管理への課題感

貴社の事業について教えていただけますでしょうか。

弊社の事業は、静岡県を中心としたレストラン経営と地ビール製造・販売です。
レストラン経営では、500席のビュッフェレストラン、80席の焼肉レストラン、40席のカフェ、デリカ販売店舗、ケータリング事業、スイーツの卸し販売など幅広く事業展開を行っております。
また、クラフトビールの流通業・ウイスキー/スピリッツ/発泡酒の製造なども行っています。

―Manageboard導入前の予実管理方法はどのようなものでしたか?

毎月、推移表を会計ソフトからDLして、月ごと・店舗ごとにExcelで管理しており、見ていたのは損益計算書のみでした。予算作成時にはイベント開催予定や新規出店予定なども決まってない状態です。そのため、主に前年の実績をもとに予算作成を行っていました。前年実績をベースにした上で、各部門長が売上目標(昨年比売上高3%UPなど)を設定していたのですが、この数値は完全に各部門長の感覚によるものになっていました。

また、予算管理というものの実態は予算対実績というより、昨年同月と比べて売上はどうか、といった形で、昨年実績との比較を見ることの方が主でした。

Manageboard導入時に苦労されたことはありましたか?

予算作成に関わる社員全員がManageboardを使える環境作りには苦労しました。それに関しては、担当者が前面に立ち、根気強く社内浸透施策を実施しました。
Manageboardをなぜ使うべきかの理由・どのように活用していく方向性かを社内に共有したり、Manageboardを活用することの意識付けの徹底を行いました。

スタッフの数字への意識向上、「数字の民主化」の実現

Manageboardの導入によって実感している効果について教えてください

Manageboardの導入による一番の効果は「数字の民主化」ができたことです。

具体的には、各店舗の店長・マネージャーが数値に興味を持ったことによって、現場の意見を取り入れた、現場に即した予算を立てられるようになりました。

現場の担当者が数値に興味を持てるようになったのは、Manageboardでの予算管理が、リアルな現場感覚を会計と繋げて理解しやすいところが理由であると感じています。KPIもManageboard上で管理できるため、提供食数が増えると売上が増える、といったように、自分の業務が実際に会社の業績にどのようなインパクトを与えているのかの紐づきが見えるようになり、自分事として考えやすくなったのだと思います。

また数字の民主化ができたことで、数字は知っておくべき、見ておくべきものであるという社内の文化が情勢ができました。それにより、スタッフのKPIや予算数値に対する意識が向上し、結果的にマネジメント層の社員数を増やすことができました。

また、資料の作成・報告が格段に楽になりました。

これまでは、報告資料はWordファイルで作成していたのですが、Excelで作成した予実数値を貼り付けることに加え、売上の増減の理由なども文章で記載するなど手間を要していました。

導入後は、Manageboardを見れば知りたい情報がいつでも見られるという環境を構築できたため、結果的に、報告資料の作成が不要になりました。

Manageboardは現在、どのように使われていますか?

これまでの予算管理では、手動で会計ソフトから実績数値を転記して、Excelファイルを更新する必要があり、時間を要していました。

しかし、ManageboardではAPI連携機能を用いてワンクリックで実績の取り込みができるため、今では毎日実績インポートを行い、デイリーの速報値を各店舗責任者に通知しています。

それにより、日次ベースでのKPI進捗・売上の予算進捗を可視化しているため、次の打ち手がスムーズに検討・実行できるようになっています。

Manageboardで気に入っている機能はありますか?

計画CFで資金繰りが作成できる機能ですね。現場で組んだリアルな予算をもとにした、資金繰りの可視化ができるようになりました。

この機能を用いて、先の資金繰りまでを見通すことができたため、2023年10月に建屋の改修工事に2千数百万円の予算を投資する、ということを2023年の3月段階で決断することができました。

Manageboardによる数字管理をできるスタッフの教育を推進

貴社の今後の展望について教えてください。

まずはしっかりと観光事業の一翼を担えるよう「数字管理のできるスタッフ」の教育を継続して行い、人材確保が可能な組織づくり及びその人材を軸とした、新たな事業の展開をしていきたいです。

Manageboardへ今後ご期待いただいていることについて教えていただけますか?

資金管理はもちろんですが、過去の検証と未来の展望を通じて資金の運用を可能とするような、AI等による投資プランの提案ができるプロダクトがあると嬉しいと思います。

会社概要

GKB株式会社

静岡県を中心としてレストラン経営 ・地ビール製造・販売などを幅広く展開している。

https://www.gkb.co.jp/

※上記インタビュー内容は2023年9月6日時点時点の情報です。