100店舗以上の予実管理が会計ソフトとのCSV連携でスムーズに

100店舗以上の予実管理が会計ソフトとのCSV連携でスムーズに

2024/03/01

株式会社nobitel 管理部 境 広輝 様

ストレッチ専門店「Dr.strech」の店舗運営をはじめとして、ココロとカラダの健康をサポートするサービスを提供している株式会社nobitel様。各部門で作成した予算をとりまとめる際の勘定科目や関数のメンテナンスなど、多店舗経営ならではの予算管理の苦労を解決するため、Manageboardを導入されました。その結果、勘定奉行からの実績インポート機能などによって、予実分析にかかる時間が大幅に削減されました。Manageboard導入の背景や導入後の効果について管理部の境様にお話を伺いました。

グループ含む4社×100店舗以上の予実管理を1人で行う苦労とは

―管理部の体制と業務内容について教えてください

当社の管理部はいわゆる総務、経理、財務部門が集まった部門になっています。全員で10名ほど在籍している中で私1名が予実管理に携わっております。Dr.strechの運営などを行っている株式会社nobitelだけではなく、グループ会社である株式会社FUBIC SI、株式会社Fubic Beyond、株式会社柔軟クリエイティブカンパニーの財務管理を行っております。

―これまではどのように予実管理をされていましたか?

予実管理は表計算ソフトで行っていました。会計年度が4月から始まるので、年末年始ごろから各部門の担当役員にフォームを配布して作成を始めていきます。

毎年、最新版の予算入力フォームを配布していたのですが、毎年同じことをしているので、私からフォームを配布しても、各担当役員が手元に持っていた旧式のフォームに入力したり、オリジナルの数式を入れたりした状態で私の手元に戻ってくるんです。

そうなると、データを取りまとめたときに、勘定科目が旧式のままだったり、数式が崩れたり、行数がズレるなどの問題が起きてしまうので、フォームを回収したあとの確認や修正作業に時間を要していました。

また、表計算ソフトでは「1部門につき1シート」という管理方法だったのですが、本体のnobitelだけでも事業部や店舗が沢山あり、特にDr.strechは100店舗を超える店舗数なので、店舗のシートが崩れていると、100店舗分のシートを見に行かなければならず、大変苦労していました。

また、それだけの部門数があるので、データサイズも重く、ファイルを開いてから見られるようになるまでに数分かかるということも課題としてありました。

簡単に会計ソフトと連携できたことが一番の決め手

Manageboardに決めていただいた理由はどのようなところにありますか?

弊社は会計ソフトとして勘定奉行を利用しているのですが、勘定奉行との連携が簡単そうだったことが最大の理由です。実際に使ってみても、非常に簡単にデータを取り込むことができました。

Manageboardで最も実現したかったことは、予算作成だけではなく、予実の対比を定期的に行うということでした。説明を受ける前は、会計ソフトにある実績データをManageboardに取り込むのは大変そうだ、と思っていたのですが、デモンストレーションを受けた時にイメージが変わり、簡単そうだと分かったので、導入を決めました。

導入サポートのペースや頻度はいかがでしたか?

最初に設定されたサポートのペースはちょうど良かったです。

初回のミーティングがスタートしてから、Manageboardでレポートを見たい時期が予め決まっていましたが、当初定めたゴールに向けて進めて頂き、予定通り利用を開始できました。

ファイルのバージョン管理や科目のメンテナンスにかかる工数が大幅に削減

実感している効果には、どのようなものがありますか?

とても簡単に表現すると、私の業務が非常に楽になったということですね。

これまで予実の対比資料を作成する際には、「スライド資料に勘定奉行の仕訳データを手打ちで入力し、資料を作成する」という作業がありました。

しかし、Manageboardを導入したことによって、仕訳データの取り込みをcsvで取り込むことで手入力が無くなりました。さらに、レポート機能を使って予実比較資料がすぐに作成できるようになったことで、大幅な工数の削減に繋がりました。

また、導入前の課題であった、ファイルのバージョン管理や、勘定科目のメンテナンスなど、表計算ソフトによる予算管理で苦労していた作業がなくなりつつあるところも非常に大きいです。

先日、取締役会でManageboardを使って初めてお話をされたと伺っております。以前はスライド資料を使用されていたそうですが、ツール変更による社内の反応はいかがでしたか?

実をいうと、スライド資料からManageboardへツールを変えたことに対する大きなリアクションはありませんでした。ですが、リアクションがなかったということは、Manageboardのレポート機能の見た目がすんなり馴染んだということではないかと考えています。上席からは、「Manageboardの画面はスッキリして見やすいね」というコメントがありました。

小さいチームで大きな効果を発揮するために

今後の展望についてお聞かせいただけますでしょうか?

事業拡大のために、店舗数の拡大を毎年の目標として掲げております。これまでの予実管理方法だと、そのお店の数だけ表計算ファイルも増えていくので、それによってファイルがさらに重たくなり、PCが固まってしまうことを危惧していました。そのようなことが起きる前に、Manageboardを導入できて良かったなと思います。

経営管理の業務でいうと、事業規模に比例してバックオフィスを大きくするのではなく、システムを活用して、小さなチームで大きな効果を出せるようにしていきたいと考えています。

今後Manageboardに期待されていることがあれば教えてください。

今後、予算の入力や作成は各事業部の役員が行うことになると思います。それによって、普段入力作業をしない人も作業をすることになるので、そういった人でも、さらに簡単に操作出来るシステムになっていくと嬉しいです。

役員に続いて、最終的には、店舗マネージャーにも予実差などの管理会計の情報を見てもらいたいと考えています。その中で、データの閲覧制限や表示出し分けなど、権限と階層の設計もしていきたいです。

会社概要

株式会社nobitel

ココロとカラダの健康をサポートするサービスを提供。世界240店以上の業界トップシェアを誇るストレッチ専門店「Dr.strech」の店舗運営をはじめとして、マシンピラティス「WECLE」、月間1000万PVを誇るテニスポータルサイト「tennis365.net」、世界自然遺産に登録された奄美大島最南端のウェルネスリゾート「THE SCENE」やリトリート&ネイチャースポーツの旅・ホテル予約サイト「ウェルトリ」の運営など。

https://corporate.nobitel.jp/

※上記インタビュー内容は2023年5月24日時点の情報です