手動での会計データ加工をManageboardにより効率化。細かな数値分析で取締役・経営層へ信頼を提供。

手動での会計データ加工をManageboardにより効率化。細かな数値分析で取締役・経営層へ信頼を提供。

2024/03/04

株式会社PR Table 経営管理部 部長 津田祐実様

「採用 × PR活動」の運用を支援するプラットフォーム『talentbook』を展開する、株式会社PR Table様。これまで手動で多くの工数をかけていた予算管理業務に課題を感じ、Manageboardを導入されました。
工数がかかっていた数値の集計作業や、取締役会へ提出するためのデータ加工などの時間が大幅に削減。それだけでなく、主にレポート機能を活用して様々な切り口での予実分析が可能になったことにより、取締役・経営層から厚い信頼を得ることができたのだそうです。詳しいお話を、同社の津田様に伺いました。

手動でのデータ集計に疑問を感じていた予算管理業務

貴社の事業について教えていただけますでしょうか。

弊社では「採用 × PR活動」の運用を支援するプラットフォームである『talentbook』というサービスを提供しております。

『talentbook』とは、採用広報プラットフォームをSaaSで提供しつつ、そのプラットフォーム上に掲載する記事や動画などのコンテンツ制作の支援から広告運用、データ分析まで採用活動のPDCAを一貫して支援するサービスです。

また、『talentbook CMS』という『talentbook』に掲載するコンテンツのCMS(※)機能も自社開発しており、まさに採用マーケティングを一気通貫で行えるのが弊社の大きな特徴です。

※Webサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報(テンプレート)などを一元的に保存・管理するシステム

Manageboard導入前の予実管理方法はどのようなものでしたか?

Manageboardを導入する前の予算管理は、表計算ソフトを用いて手動で実績データの加工をしており、多くの時間を要していました。ある程度の部分は自動化できるようにしていたものの、それでも工数はかかりますし、ミス等も頻発していました。

そうした背景から、「これって手動でやる意味があるんだっけ?データの集計だけに人が動いているのは工数の無駄なのでは?」という疑問を長らく感じていました。

Manageboard導入時のサポートはいかがでしたか?

導入に際しては、ツールの操作感に慣れるまで1〜2か月の時間を要しました。ですが、カスタマーサクセス担当の方によるサポートがあったため、安心して慣れていくことができました。毎回の面談の際には質問リストを用意して、疑問を解消していたため、着実に機能を活用できるようになっていきましたね。

レポートの作成等、頻繁に触る機会のある機能については慣れてきましたが、1年に1回のみの作業や、よりManageboardを使いこなすためにはまだまだカスタマーサクセス担当の方の力が必要だと感じています。引き続きサポートいただけるのは心強いですね。

細かな数値分析で取締役・経営層へ信頼を提供

Manageboardの導入によって実感している効果について教えてください

「集計した数値から取締役会に提出できる形に作り変える」という作業が不要になり、大きく工数が削減されました

Manageboardでは、予算だけでなく会計実績も一緒に見られるので、取締役会において予実差の原因などを議論する際の根拠資料として使えるようになったためです。

また、レポートで「部門別」や「補助科目別」など多角的かつ簡単に数字を見ることができるようになりました。これまでは、別の分析軸で数字を見ようとした時に、新しくレポートを作り直すのに時間と工数がかかってしまうため、なかなか手をつけづらいというのが実状でした。Manageboardでは、手間なく様々な軸でのレポートを作成することができるので、分析内容が充実したと感じています

※画像はManageboardのカスタムレポート画面のサンプルです

Manageboardで気に入っている機能はありますか?

特に気に入っているのは、予実差を分析する際に、自分の見たい指標で比較分析をするための四則演算を組むことができる機能です。

取締役会では、Manageboardで作成した部門別の達成率などの指標を報告しています。それにより、「全社・部門ごとの適切な粒度で、かつ単なる予実差異だけでなく差異の中身まで分析できてるという安心感」を取締役や経営層に感じていただけているのではと思っています。

他にも、社内メンバーに対しては、Manageboardから出力したCSVデータを共有することで、社内全体で数値を把握できる環境を作っています。

※画像はManageboardのカスタムレポート画面のサンプルです

Manageboardの活用で筋肉質な経営へ

Manageboardへ今後ご期待いただいていることについて教えていただけますか?

表計算ソフトと比べると、今でも十分にレポートのグラフは見やすいのですが、今後さらに活用していくために、グラフの凡例が見やすくなると嬉しいですね。

また、今後の事業拡大に向けて、新しい部門が増えることも多くなることが予想されます。現状Manageboardでは、新しい部門を追加するとマスタの設定をし直す必要がありますが、この工数が必要なくなるような機能開発を期待します。

※当記事にてお客様よりご要望いただいている機能は、順次開発計画を検討し、改善を予定しております。

今後の貴社事業における展望を教えていただけますか?

引き続き今の事業の成長をつづけていくことに加えて、現在のサービス領域にとどまらず、既存事業を活用しつつ新しい領域に幅を広げ、さらなる事業拡大をしていきたいと考えています。

また、部門の担当者にもManageboardを活用してもらいたいと考えています。自部門のPLが日々どのように進捗しているかを部門担当者がモニタリングすることで、経営の筋肉質化を図っていきたいです。現状では、マネージャー以上の人にのみ、数値を共有しています。全社的な数値共有については、全社的な共有についてはまだ伸びしろがあると感じています。Manageboardを活用して、全社的な数字への意識向上に、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

会社概要

株式会社PRTable

企業ブランディングや採用広報、社内広報、投資家向け情報提供(IR)などを支援するためのプラットフォームSaaS 事業『talentbook』を展開

https://prtable.com/

※上記インタビュー内容は2023年9月6日時点の情報です。