ユビ電株式会社
大西様
「電気の未来を描くんだ」をミッションにエネルギーとテクノロジーで革新的なサービスを展開する、ユビ電株式会社様。
以前は、予実管理をするために表計算ソフトを使っていました。
しかし、スタートアップという性質上、経営状況の変化によって予算数値も頻繁に変更する必要があったため、表計算ソフトでの管理では工数がかかりすぎることが課題でした。
Manageboardを導入してから、以下の改善を伺うことができました。
・API連携での実績取り込みで大きく工数が削減
・各部門が自部門のリアルタイムな数値を管理できるようになり、数値意識が向上
詳しいお話を同社の大西様に伺いました。

変化が激しい経営環境での予算管理
―貴社の事業について教えていただけますでしょうか。
弊社は、誰でも「じぶんの電気」を自由に使える電力環境を目指して、EV充電サービス「WeCharge」を展開しています。

―Manageboard導入前の予実管理方法と課題はどのようなものでしたか?
導入以前は、表計算ソフトを使って予実管理を行っていました。
具体的には、毎月月次が締まった後に、各部門の実績と予算を突き合わせて比較分析をしていました。
しかしスタートアップという性質上、会社の拡大スピードが著しく、予算を立てても数か月後には状況が変わってしまい、予算数値も変更がかかることが頻繁にありました。
そのため、いざ工数をかけて予実比較をしても意味を為していないという点が課題でした。
―Manageboard導入のきっかけはなんですか?
会社のフェーズを考えると、本来は、予算を四半期に一回は大幅に見直すことが必要であり、そのようなスタートアップならではのダイナミックな変化に耐えうる予算管理の仕組みを作りたいと考えていました。
表計算ソフトで管理していくこともできたかと思いますが、工数を考えるとシステムの方が効率的だろうと考えて、システムを導入することにしました。
Manageboardに決めたポイントは、マネーフォワードクラウド会計とAPI連携できるという点が大きいです。
全社的な数字意識・コスト意識の向上を実現
―Manageboardの具体的な活用方法について教えてください。
現状は、月に1〜2回ほどAPI連携で実績の取込をしています。
月次を仮で締めた段階で取り込みを行い、会計ソフト側で数字が締まってから再度取り込みを行う流れです。
予算作成については、『Googleスプレッドシート連携機能』を活用しています。
具体的には、まず各部門に予算の内訳をまとめていただきます。
次に経理部で、Manageboard連携用のフォーマットに、その内訳に対応する勘定科目の箇所転記をしています。
月に一度、各部門長とManageboardの数字を見ながら、予実差異の原因を確認する会議を開催しています。
―Manageboardの導入によって実感している効果について教えてください。
各部門長に閲覧権限のアカウントを付与しているため、いつでも自部門の現状の数値を確認してもらえるようになりました。
これまでは、管理部門の人手が足りないために、部門長が数字を積極的に把握できる仕組みや、部門展開用の資料などを作る時間が取れていませんでした。しかし、Manageboard上で自部門の数字を見てもらえる環境ができたことにより、各部門の数字への意識はかなり変わってきました。特にコスト面での意識の変化を感じます。
また、予実差異の原因分析などを各部門長と同じ画面で確認できるようにしたいというニーズがあったのですが、Manageboardを使うことで実現できるようになりました。
―Manageboardで活用している機能について教えてください。
カスタムレポート機能を主に活用しています。レポートは必要とする情報によって作り分けています。
部門で確認するためには、部門別比較表を作成しています。
株主に提出するためには、全社の月次のPLと一般管理費の推移を表すレポートを作成しています。レポートをそのままPDF化して提出する形ではなく、レポートの一部画面のスクリーンショットを撮って、スライドに貼る形で利用しています。

※図表は、弊社デモ環境での再現イメージで、ユビ電株式会社様の実際の環境とは異なります。
―Manageboardで実現していきたいことを教えていただけますか?
ダイナミックな経営環境の変化に合わせて、柔軟に修正予算を作成・修正することで、より予実管理の精度を上げていきたいです。
会社概要
ユビ電株式会社
EV充電サービス「WeCharge」を展開。
https://www.ubiden.com/
※上記インタビュー内容は2024年8月22日時点の情報です。