2〜3時間かかっていた実績更新作業を限りなく短縮!必要に応じ、いつでも簡単に数値を確認。

2〜3時間かかっていた実績更新作業を限りなく短縮!必要に応じ、いつでも簡単に数値を確認。

2024/04/22

株式会社IRIS
取締役 CFO 谷澤様
Group Manager 大塚様

TOKYO PRIMEをはじめとした新世代デジタルサイネージの開発および広告の販売を行う株式会社IRIS様。

約一年ほど前までは、部門ごとの予実管理をするために表計算ソフトを使っていました。
ただ、実績データから数値の構成の内容の把握や、予実管理担当者との連携強化に課題を感じていました。

Manageboardを導入してから以下の改善を伺うことができました。
・実績値の内容把握が容易に
・予実管理の担当者から役員や予実関係者へのスムーズな報告
・予算を意識した経営の実行
詳しいお話を同社の谷澤様・大塚様に伺いました。

本格的な予算管理でメンバーの視座を向上

貴社の事業について教えていただけますでしょうか。

弊社は、新世代デジタルサイネージの開発および広告の販売を行っております。
東京を中心に全国35都道府県で展開する日本最大(※)のタクシーサイネージメディアであるTOKYO PRIMEをはじめとして、タクシーラッピング広告・ゴルフ場のカートへ掲載するサイネージ広告などの事業も行っています。
※出典:タクシーサイネージメディア各社の媒体資料記載の台数比較より 2024年1月時点

Manageboard導入前の予実管理方法はどのようなものでしたか?

以前は、表計算ソフトでの管理を行っていました。
具体的には、月次を締めてから、会計ソフトからエクスポートしたデータを表計算ソフトに貼り付けるような作業です。

さらに、部門ごとにシートで管理していたため、科目が増えたり、部門が変更になった場合には表計算ソフト上で関数を変更する必要があり煩雑でした。
そのうえ、半期に一度はそういった変更があるのでその都度加工が必要でした。

Manageboard導入のきっかけはなんですか?

導入のきっかけは、本腰を入れて予実管理をしていきたいという話が出ていたことです。
従来実施していた表計算ソフトでの管理は、「将来、予算管理システムを入れて行う管理のための準備段階」という位置付けでした。
そのため、今回表計算ソフトから卒業し、システムを入れることにしました。

組織としてのフェーズが変わってきたこともきっかけになりましたね。
それまでは、全社の数値をアウトプットするのみに留まっていましたが、各部門の細かい分析はできていませんでした。
各部門長も予算達成・未達成など予実に対する意識も、徹底できていませんでした。

弊社は今期で8期目となります。
事業や会社の規模が順調に拡大し相応のガバナンスが求められる中、社員の視座を上げるため、また会社経営をよりよくするために、「これからは社内でも部門ごとで予実の数値を見ていこう」という方向となり、これらの背景からManageboardの導入を決定しました。

Manageboard導入時に苦労されたことはありましたか?

カスタムレポートの設計が難しい部分はありました。
しかし、ナレッジラボのサポート担当の方に気軽に何度も質問できたので、苦労や不安はありませんでした

社内全体での予算管理体制を構築

Manageboardの導入によって実感している効果について教えてください

これまでは、会計ソフトから出力した実績データを表計算ソフトに貼っていただけでした。
ゆえに、すぐに実績の内訳がわからない点が課題でした。

Manageboardの導入後は、実績の数字をクリックすると元帳が見られる機能を活用しています。
元帳の内容・摘要などをみて、内訳を確認
できます。
この機能のおかげで、各部門長にとっても予実の管理が楽になりました。

・自分たちの使った費用がどのような経費として計上されるのか?
・どの部門に計上されるのか?
これらのことを把握しやすくなり、予実の数値を自分ごと化して理解できるようになりました。
Manageboardを入れた後は、役員への報告の場でもManageboardのレポートを利用できるようになりました。

※画像はManageboardの総勘定元帳画面のサンプルです

以前は、毎月の実績集計作業だけでも約2時間ほどの時間がかかっていました。
さらに部門が追加されるとなると3時間近くかかってしまっていました。
Manageboard導入後は、API連携を利用して2〜3クリックだけで取り込み可能になり、結果として実績インポート作業の時間が大幅に削減されました。

Manageboardは現在、どのように使われていますか?

勘定科目をドリルダウンして、積み上げで予算を作ることができる機能を活用しています。
例えば、TOKYO PRIMEは1週間ごとの販売単位のため、週ごとの売上を見られるようにしています。
表計算ソフトで管理していたころから週ごとの売上は管理していましたが、更新に手間がかかっていました。
Manageboardでは、一度詳細計画を組んでしまえば簡単に更新できる点が良いと感じています。
作成した週ごとの売上は、取締役会のレポートに反映して報告
しています。

※画像はManageboardの詳細計画画面のサンプルです

レポートについては、カスタムレポートでシンプルに推移表を作っています。
・経営陣向けの取締役報告用レポート
・各部の予実管理用レポート
それぞれで粒度や内容を分けて作成しています。
主要な項目は、補助科目を作成しています。
各プロダクトは、必要なところだけ内訳を展開して細かく売上推移も見ています。

Manageboardの利用権限については、入力ユーザーと閲覧ユーザーに分けて付与しています。
入力ユーザー権限は、各部の予算作成担当者に設定しました。
閲覧ユーザー権限は、取締役や予実管理担当者などの参照をしたいメンバーに付与しています。
社内全体として、システムの利用に消極的な人は少ないです。
経理以外のメンバーに権限を付与して実運用していく中でも、特に抵抗はありませんでした。
結果、社内全体で予実管理・分析をできるようになったのは嬉しい変化ですね。

※画像はManageboardの権限設定画面のサンプルです

役員の中には、導入後は毎日のようにManageboardにログインしてくれているメンバーもいます。
取締役会の際には、アジェンダにManageboardのリンクを貼って実際の画面を見ていただいています。

特にCFOは、役割上、勘定科目ごとの実績の内訳について説明をすることがよくあります。
Manageboardの導入前は、表計算ソフトと会計ソフトを行ったりきたりしながら内訳の内容を確認していて煩雑でした。
現在では、以下の機能を使って説明しています。
・Manageboard上の数値をクリックすると元帳の内容が簡単に説明できる機能
・グラフでも対予算の達成率などが出せる機能
以前より直感的に理解でき、わかりやすい説明ができていると感じています。

事業の多軸展開に伴い、Manageboardによるガバナンス強化を目指す

貴社の今後の展望について、また、Manageboardで今後実現していきたいことについて教えていただけますか?

事業としては、今後はTOKYO PRIMEの1本軸ではなく、新規事業を展開して盤石な運営をしていきたいです。
いろんなプロダクトを持って事業を多軸展開したいと考えているため、プロダクトごとのPL管理を重要視していきたいです。
事業を広げていくことで必然的に会社の規模感も大きくなります。そこでは費用の厳密な管理やガバナンスが必要になります。

ガバナンスにおいて、Manageboardの活用で、予実管理をより日常的に意識できるようにしていきたいです。
将来的には予算策定の際に、コメント機能を利用していきたいです。
数字がどの要素で出来上がっているか、元帳をクリックすればドリルダウンで見られる上に、コメントで数字以外の情報を補足できるところが良いなと考えています。

会社概要

株式会社IRIS

日本最大のタクシーサイネージメディア「TOKYO PRIME」を開発・運営。2022年1月より、「TOKYO PRIME」の事業運営により培ったシステム開発、端末供給、広告販売ノウハウをモビリティ関連企業に展開する「デジタルサイネージOEM事業」を開始。

https://www.tokyo-prime.jp/company/

※上記インタビュー内容は2024年1月30日時点の情報です。