API連携で予実管理の効率化を実現

共和メディカル株式会社
取締役 統括本部長 兼 ヘルシーフード事業部長
西村 翼 様
共和メディカル株式会社はジェネリック医薬品販売事業や薬局事業を中心に、地域医療に密着したさまざまな事業を展開しています。従業員数は約200名(単体)、会計ソフトはマネーフォワードクラウド会計を利用されています。
財管が一致した予算管理と、それに伴う関係者の数値意識向上、また資料作成に要する工数削減を求めManageboardを導入いただきました。共和メディカル株式会社の会議体や予算作成スケジュールに加え、Manageboardの活用方法についてのお話をお聞きしました。
課題
・事業部単位で予算を作成しているものの、現場への展開ができていない
・そのため、現場が財務会計と紐づく予算管理を行っておらず、いわゆる財管一致していない
・Excelで予算管理を行っており、資料作成に工数を要していた
導入経緯
・会計数値ベースの管理が出来ることから、関係者の数値への意識向上に資すると考えた
・API連携で会計データが容易に取り込めるので、毎月のExcel作業が効率化出来ることに魅力を感じた
・部門ごと、四半期ごとなど様々な切り口の予算管理が出来ると感じた
役員会議と予算作成
会議には、事業部の部長以上の責任者が出席します。経営会議は月3回実施し、経営課題や日々の進捗を報告します。役員会議は月1回実施し、毎月の数値を報告しています。
これまでの役員会議では、実績の報告がメインでした。予実分析が不足しているため、改善のためのアクションプランの議論が出来ていない課題がありました。Manageboardを導入した現在は、実績報告だけでなく、予実差異の発生原因、対応策までをチェックするサイクルを確立しました。実績に基づいた報告をするための基礎を、Manageboardを利用して構築しています。
予算作成のスケジュール
当社は6月決算ですので、来期からManageboardを利用して(取材日2022年2月時点)、各部長が部門ごとの予算作成に取り組むことを検討しています。

カスタムテーブル
必要な項目のみ勘定科目登録を行い、部門別に予実比較を行っています。部門ごとに予実管理をすることで各部長が数字の認識をしやすくなりました。

カスタムテーブルに指標を登録し、売上分析を行っています。

今後の展望
1.部長の予算管理に対する意識を高めていきたい
部長が参加するリーダー会議で、自部門の売上のみならず、費用に関して部長の意識を高めてもらう活動をしています。今は事業部ごとに予算を作成していますが、今後は部ごとに作成する方針です。前期実績ベースでの予算作成を通じ、部長が自部門の数値・利益に関する解像度を高めてもらう予定です。
2.より多面的な経営管理を実現
会計ソフトと連携し、予実比較が簡単に行えるようになったので、単月や四半期など様々な切り口で分析を行いたいです。また、勘定科目など財務ベースの項目だけではなく、KPIなど非財務ベースの数値の予実管理を行うなど、財管一致の予実管理を実現したいです。
※掲載内容は2022年2月時点のものです