Manageboardを使って未来の予測について部門長とも話し合えるように

Manageboardを使って未来の予測について部門長とも話し合えるように

2023/06/20

株式会社ロフトワーク 顧問 矢橋 友宏様

株式会社ロフトワーク様は「WEBサイトや動画、グラフィックの制作」「空間や地域の活性化」「企業における新規事業開発」「ミッションパーパスの策定コンサルティング」などを通して、組織の新しい活動を作り出しています。これまで、予実管理が属人的かつアナログになっていたことに課題を感じておられました。また、組織の拡大に伴い、部門別会計を強化していきたいという考えもあり、これらを解決すべくManageboardを導入。各部門長が自ら予算を作成し、月次の会議ではManageboardで実績を見ながら着地見通しを立てられるようになり、予実管理の仕組み化が実現できたとのこと。詳しいお話を顧問の矢橋様に伺いました。

大きくなる組織で属人化していた予実管理

―貴社の事業と組織について教えていただけますでしょうか

弊社は「クリエイティブ・カンパニー」と称し、広い意味での「デザイン」を用いて、企業や組織の新しいチャレンジを支援する事業を行っています。
「WEBサイトや動画、グラフィックの制作」「空間や地域の活性化」「企業における新規事業開発」「ミッションパーパスの策定コンサルティング」などを通して、組織の新しい活動を作り出しています。

―Manageboard導入前の予算管理方法について教えてください

これまで使用していたツールは、社内で開発したオリジナルのプロジェクト管理ツールと表計算ソフトです。
弊社にて通期の月別売上、原価、販管費、人件費など、変動が大きな部分の計画をたてて、顧問税理士と連携して予算計画表を作ってもらっていました。

―課題はどういったところにありましたか?

まず、税理士の方に予算を作成いただいていたため、タイムリーに予実を見ることができなかったところが一つです。

そして、最も課題に感じていたのは、予実管理が属人的かつアナログになっていたことです。
これまでは半期が経過した頃に、経営陣から着地見通しについて質問を受けた際、私が職人芸のごとく予測を立てているような状況でした。
しかし、組織の拡大により、情報の掌握が追い付かなくなってきていたこともあり、仕組み化が必要だと考えるようになりました。

そういったこともあり、「部門の計画はその部門の責任者が立て、部門毎に数字をモニタリングしていける状態」をつくり、事業責任者にはコスト意識を高めてもらいたいという思いがありました。しかし、当時は全社一括の予実管理のみを行っており、そのような土壌が整えられていなかったことにも課題を感じておりました。

Manageboardによる予実管理の仕組み化は、事業責任者への教育的側面も

―Manageboardを導入いただく決め手はどのようなところにありましたか?

「クラウドであること」「予実差が見られること」「実績データを見ながら着地予測や予算が立てられること」の3つが満たせることです。

導入前は会計実績のデータが格納されている場所が分散しており、それらのデータを見る場所を一元化したいという要望が社内から挙がっていました。このようなこともあり、クラウドであることが要件の一つとして考えておりました。

予実管理において必要になるのは「未来の予測、すなわち通期の着地を見ること」だと考えておりました。表計算ソフトの更新を随時行い続けることも検討しましたが、いつか限界が訪れることは容易に想像できたため、システム化に舵を切りました。

また、機能・金額面が弊社にマッチしていたことも、決め手の一つとなりました。

―Manageboard導入後、実感している効果について教えてください

まず、時間や場所を選ぶことなく、利用者のペースでログインやアップデートができるようになったことです。これはクラウドなりの良さですよね。

また、月次のオンライン会議でManageboardの画面を見ながら、各部の事業責任者、経営企画部門、経理部門と一緒に、予実分析や着地見通しのアップデートを行えるようになり、予実管理における属人性からも解放されました。

そして、当初目的としていた通り、Manageboardによって部門別の予実比較が可能になりました。事業責任者は自ら部門別PLを立てるという経験を養えるため、教育的にもポジティブな面を感じています。

さらなる組織拡大、マネージャー陣への経営マインドの醸成を

―今後の貴社事業における展望を教えてください

ありがたいことに、弊社は従業員数が150名規模と多くなってきております。それに伴い、今よりも部門ごとの経営状態に目が行き届かなくなる、いわゆる大企業病のような、ほころびが生じやすいフェーズに入っていると考えています。

そのため、部門をより切り分けていくことで、より大きな組織を目指していきたいと考えています。このような組織の成長の側にManageboardがあると心強いです。

そして、マネージャー陣には、売上、原価率、人件費など、大きくみておくべき指標から自部門の健全性を常に振り返り、経営マインドの醸成やコミュニケーションが促進されると良いなと考えています。

予実管理は勿論のこと、Manageboardが彼らにとって気付きを得るためのツールになると嬉しいです。そういった意味では、会計ソフト以外との連携も柔軟に出来ると、夢が広がりますね!

※当記事にてお客様よりご要望いただいている機能は、順次開発計画を検討し、改善を予定しております。

会社概要

株式会社ロフトワーク

オープンコラボレーションを通じてWeb、コンテンツ、コミュニケーション、空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニー。
グローバルに展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」、素材メーカーとクリエイターの共創を支援しイノベーションを生み出すグローバルプラットフォーム「MTRL(マテリアル)」、クリエイターとの共創を促進するプラットフォーム「AWRD(アワード)」を運営。

https://loftwork.com/jp/

※上記インタビュー内容は2023年7月11日時点の情報です。