法人税等のシミュレート機能の開発・リリースのお知らせ

Manageboard2.0に法人税等のシミュレート機能が追加されました

中小企業の経営者にとって、「消費税」や「法人税、住民税及び事業税」(以下、「法人税等」という。)の節税対策は大きな関心ごとです。
国税庁が公表した「令和2年度分会社標本調査」結果によると、同年度分の法人数280万社のうち黒字法人(利益計上法人)は105万社(37.7%)となっており、リーマン・ショック後の2009年に過去最も割合が低い27.2%となった黒字法人割合は、10年連続で増加するなど近年増加傾向にあります。
企業が納める税金では消費税や法人税等が占める割合が大きくなっていますが、期末まで時間的猶予があれば、不動産の売却・機械装置への設備投資・生命保険への加入・決算賞与の支給など、実施できる節税対策の幅が広がるため、期中におけるタイムリーな納税予測(最新の業績予測に基づいた納税額の試算)が重要になってきます。
近年は利益を計上する黒字法人が増加傾向にあることから、期中におけるタイムリーな納税予測の重要性がますます高まっていますが、税務調整や繰越欠損金など諸条件を加味した法人税等の試算を頻繁に行うことは会計事務所にとって負荷が高く、課題になっています。

 

そこで、ナレッジラボはManageboard2.0に法人税等のシミュレート機能を開発・リリースしました。

 

本機能のリリースにより、各クライアントの最新の業績予測に基づいて、税務調整や繰越欠損金などの諸条件を加味した法人税等の納税額を、簡単かつタイムリーに試算できるようになります。
タイムリーな納税予測によって資金繰りの解像度が上がり、余裕のある資金繰りが可能になるほか、節税対策においても期末までの時間的猶予をもって検討することで実施できる節税対策の選択肢が広がり、事業資金に余裕を持つことができます。

機能の概要

●法人税等の試算
  ○税引前当期純利益から税務調整・繰越欠損金を加味した課税所得の試算
  ○課税所得から税率・税額控除を加味した法人税等の試算
●法人税等の試算結果の反映
  ○中間納付税額を加味した確定納付税額の試算
  ○法人税等の額または確定納付税額を計画PLに反映

Manageboard2.0に報告書の作成機能が追加されました

会計事務所が実施しているクライアントへの毎月の業績報告において、提出する成果物に含まれる財務諸表やレポート、その中身を構成する表やグラフはおおよそ毎月決まったものになっています。しかし、エクセルやスプレッドシートを用いてそれぞれの表・グラフを作成・更新する作業には多くの時間がかかるほか、担当者の会計・ITリテラシーによって成果物の品質にバラつきが出るため、クライアントによっては満足度が低下してしまうという課題を多くの会計事務所が抱えています。
その課題を解決するため、Manageboard2.0では設定が不要で簡単に利用可能な標準レポートに加えて、クライアントの業種や業態、事業構造や組織体系に基づいた分析を可能にするために詳細な設定ができるカスタムレポート、さらにはそれらをPDF出力する機能を提供してきました。
その一方で、一つずつレポートの表示条件を更新してPDF出力していく作業は、単純作業でありながら更新漏れや出力漏れなどの人為的なミスも起きやすく、会計事務所のスタッフにとって毎月の作業が十分に効率化されていない状況となっていました。

 

そこで、ナレッジラボはManageboard2.0に報告書の作成機能を開発・リリースしました。

 

本機能のリリースにより、クライアントごとにあらかじめ設定された複数の標準レポートやカスタムレポートを、数クリックの操作で毎月の成果物としてまとめたPDFとして出力できるようになります。

機能の概要

●報告書の登録
  ○複数のレポートを1ファイルのPDFとしてまとめて出力
  ○標準レポートとカスタムレポートの中から複数選択可能
  ○レポートの順序は任意に並び替え可能
●報告書の設定
  ○各レポートの表示条件(計画バージョンや会計期間など)を確認
  ○各レポートの表示条件は初期条件に依存
●報告書の作成・ダウンロード
  ○非同期処理で作成された報告書を履歴画面からダウンロード

Manageboard2.0の標準レポートにグラフが追加されました

会計事務所はクライアント先に毎月の業績報告を実施していますが、その際には毎月決まった様式のレポートなどの成果物(以下、成果物)を提出しています。多くの会計事務所では、この成果物の作成に時間がかかるほか、担当者の会計・ITリテラシーによって成果物の品質にバラつきが出るという課題を抱えています。
Manageboard2.0では、従来より以下3種類の標準レポートを提供してきており、会計データを取り込むだけで簡単に毎月の業績報告に利用できるレポートを出力できるようにすることで、前述の課題を解決してきました。

・業績見通し
・業績分析表
・キャッシュフロー計算書

その一方で、いずれも数字が並んだ表を表示しているだけにとどまっており、会計リテラシーの高くない経営者や、忙しくて要点を早く知りたい経営者にとっては、成果物としての視認性が低いレポートになっていました。

 

そこで、ナレッジラボはManageboard2.0の標準レポートにグラフを追加開発・リリースしました。

 

本機能のリリースにより、表とグラフが表示された標準レポートを全てのクライアント先で利用できるようになり、会計データをインポートするだけで視認性の高い成果物を作成できるようになります。

機能の概要

● 標準レポート「業績見通し」
  ○ 「着地見込」と「実績最終月」それぞれのグラフとスコア表示
  ○ PDF出力へのグラフ表示
● 標準レポート「業績分析表」
  ○ 「対象月」と「累計」それぞれのグラフとスコア表示
  ○ PDF出力へのグラフ表示
● 標準レポート「キャッシュフロー計算書」
  ○ 「決算月累計」と「実績最終月」それぞれのグラフとスコア表示
  ○ PDF出力へのグラフ表示

Manageboard2.0に勘定科目権限がリリースされました

中小企業が継続的に成長していくため、そして立案した予算の実現可能性を高めるためには、ビジネスに携わっているメンバーの予算管理への参加が欠かせません。しかし、中小企業が扱う数字には、役員報酬や給与・交際費など、従業員に見せることができない勘定科目の数字が存在します。そのため、エクセルやスプレッドシートで予算管理をしている企業は、ファイルごとに扱う情報を分けて、個々のファイルを特定のメンバーに配布・共有しています。
Manageboard2.0では、実行可能な操作を制御する操作権限や、閲覧可能な部門や補助科目を制御するタグ権限によって、プロダクト内の権限制御を行ってきました。その一方で、勘定科目を特定のメンバーに見せる・見せないの制御ができなかったため、Manageboard2.0に社内メンバーを招待することができないという課題がありました。

 

そこで、ナレッジラボはManageboard2.0に勘定科目権限を開発・リリースしました。

 

本機能のリリースにより、特定の損益計算書・貸借対照表の勘定科目を特定のメンバーが見れないように制限する、キャッシュフロー計算書の利用を制限する、といった制御ができるようになります。

機能の概要

  • 勘定科目権限に名前を付けて複数登録できる。
  • 勘定科目権限ごとに損益計算書・貸借対照表の勘定科目を個別に制御できる。
  • 勘定科目権限ごとにキャッシュフロー計算書へのアクセスを制御できる。
  • 制限された勘定科目は月次計画・詳細計画・レポートにて選択不可となり、制限された勘定科目が一つも表示されている詳細計画・レポートにはアクセス不可となる。

Manageboard2.0にカスタムレポート管理機能がリリースされました

中小企業の経営者が日々変化する外部環境や事業の進捗状況に合わせてタイムリーで的確な意思決定を行うためには、事業を実際に動かしている事業部メンバーからマネージャー・ミドルマネジメント・経営層へのレポートラインが必要になってきます。
そのためManageboard2.0では、多様で複雑な分析のできるカスタムレポート機能を提供してきました。
経営に係る情報は、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書といった財務データの他に事業部で扱っている事業データも存在し、社内の関係者がそれぞれの立場で必要とする情報は多岐にわたります。そのために多数のレポートを扱うことになりますが、従来のManageboard2.0ではレポートの特徴に応じて管理しづらいという課題がありました。

 

そこで、ナレッジラボはManageboard2.0にカスタムレポート管理機能を開発・リリースしました。

 

本機能のリリースにより、カスタムレポートのフォルダ管理、並び替えが可能になりました。
複数のレポートを特徴に応じてフォルダ分けしたり、重要度や閲覧頻度の高いもの順に並び替えることで、目的のレポートに素早くアクセスできるようになります。

機能の概要

  • カスタムレポート一覧画面でフォルダを登録できる。
  • フォルダ内にカスタムレポートやフォルダを格納することができる。
  • フォルダ、カスタムレポートをそれぞれ並び替えることができる。
  • フォルダのopen/closeを切り替えることができる。

Manageboard2.0に会計ソフトデータの汎用インポート機能がリリースされました

予算管理をしている企業の経営者は、予算を達成して企業を成長させるため、そして外部環境の変化に素早く対応してアクションを取るために、予算と実績のタイムリーな比較・分析を非常に重視しています。
しかし、エクセルやスプレッドシートで予算管理している企業の多くでは、毎月の実績を会計ソフトからエクスポートして予算と比較・分析できる状態にするために作業コストが大きく、実績の更新作業がタイムリーな予実分析をするためのボトルネックになっています。

 

そのため、ナレッジラボはManageboard2.0に会計ソフトデータの汎用インポート機能を開発・リリースしました。

 

Manageboard2.0では会計ソフトから勘定科目や部門・補助科目・取引先・品目などのマスタ情報および仕訳を取り込んで、財務会計のマスタ情報を用いた予算作成や実績との予実分析を行うことができますが、本機能のリリースにより、従来では取り込めなかった会計ソフトでも同様に会計データを取り込めるようになります。
それによって、P/L・B/S・C/Fの財務3表連動モデルを素早く構築し、予算の作成・シミュレート、およびタイムリーな予実分析が可能になります。

機能の概要

  • 勘定科目csvで任意の列を指定して勘定科目を取り込める。
  • 仕訳csvで任意の列を指定して、部門・補助科目・取引先・品目などのマスタ情報を取り込める。
  • 仕訳csvで任意の列を指定して、仕訳を取り込める。
  • その結果、P/L・B/S・C/Fの財務3表連動モデルを素早く構築し、予算の作成・シミュレート、およびタイムリーな予実分析が可能になる。